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クラミジアの症状が発症するまでの潜伏期間はどの程度なのか

クラミジアの病原菌が粘膜の細胞に感染すると、人体内で細胞分裂を繰り返して増殖します。感染初期の段階では病原菌の数が少ないので症状は出ませんが、細菌が増殖して数が増えると感染部位に炎症を発症して発病します。ただし、最初に病原体に感染してから初期症状が出るまでの間は、無症状の潜伏期間が続きます。クラミジアの病原菌は細胞分裂を起こすピークが約72時間(3日間)と長いため、最初に感染してから発病するまでの期間が長いという特徴があります。

性器クラミジアに感染してから初期症状を発症するまでの期間ですが、一般的に1~3週間と考えられています。ただし感染症の潜伏期間の長さには個人差があり、1ヶ月間以上にわたり症状が出ない状態が続いて病気に気づかないケースもあります。潜伏期間中は痛みや痒みなどの自覚症状は全くありませんが、性行為を通してパートナーなどに病気をうつしてしまう恐れがあります。潜伏期間が長いクラミジアは、患者本人が病気に感染していることに気づかずに他の人にうつしてしまうケースが少なくありません。このことは、国内で感染者数が多い理由のひとつです。

クラミジアは人から人にうつる病気なので、もしも感染していることが判明した場合は感染経路を調査して特定する必要があります。病気が感染した経路を明らかにして、相手の人も治療を受ける必要があるからです。恋人などのように特定の相手とだけ性交渉をしている人であれば、簡単に感染経路を特定することができます。複数の相手と性交渉をしたり、性風俗店などで不特定多数の相手と性的な接触をしたような人であれば感染経路の特定が難しくなります。クラミジアは潜伏期間が長いので、複数の相手と性交渉をすると多くの人に病気をうつしてしまう危険性が高いからです。

近年は性風俗店に加えて、出会い系サイト・アプリで知り合った相手と性的な接触をしたことが原因でクラミジアや他の性病の病原体に感染するケースが増えています。クラミジアの病原菌は他の性感染症と比較して潜伏期間が長いので人から人に病原体が伝染する危険性が高く、特に注意が必要です。場合によっては感染経路・時期を特定することができないことがあり、治療を受けて完治した後に再び同じ相手から感染して再発するケースも少なくありません。クラミジアの病原菌は非常に弱いですが、潜伏期間が長いことから感染の機会が多いということを理解しておきましょう。